2010-01-01から1年間の記事一覧
マグナは穴の中に飛び込んだ。 「なんだ?そんな穴に飛び込んで、袋の鼠だぞ?」ゼウスの右手から雷が空に上がっていく。 「今度は1億ボルトだ。薄暗い穴の中で死ぬんだな、マグナ!」 空を一筋の光が走る。 「“サンダーバーストォ”!!」穴に巨大な雷が落ち…
「“フレイムバーストォ”!!」ありったけの力で炎の玉を放つマグナ。 ゼウスは両手を広げ、雷の塊を放出する。「“雷網(サンダーネット)”!」雷が蜘蛛の巣状に広がり、フレイムバーストを捕らえる。 「効くかよ、こんな火の玉」「さすがは雷帝、といったとこ…
パキッ…………ピキッ………… 「うおらぁぁぁぁ!!」足を覆っていた氷が砕け散る。 「おぉ〜、流石クロウ!力づくで割っちゃうなんて。足も砕ける可能性あったのに」「やめろよ!!縁起でもねェ…………つか、待機じゃなかったのか?」「いいじゃん、30mくらい」「そん…
「…………クロウ、まだぁ〜?もう2日経つよ」「現実の時間出すなよ。まだ5分だろ」 フラッドとクロウが謎のやりとりをしている頃、マグナとベルは森の出口で立ち止まっていた。 「やっと出口か…………相変わらずすごい遺跡だな」「ふふふ、昔はよく遊んだわね、こ…
「ちっくしょおぉぉぉ!!はなせぇぇぇぇ!!」「…………捕まえてねェだろ」 薄い緑色をした透明な箱の中でフレアは暴れていた。 「じゃあ、出せぇぇぇぇ!!」「うるせェよ。…にしても、まだそんな元気あんのかよ。本気でやったんだがな、さっきの」 男が少し…
森の中を二つの影が走る。 「…………でもマグナ、本当に良かったの?足止めするだけで……」 「ああ。闇戦士と言っても全員が悪というわけじゃない。むやみに戦えばいいってもんじゃないからな」 ベルは「ふ〜ん」と一言、そして「ま、いっか。早くスノーを助けに…
「ほぉ〜、ランクまで知ってんのか!こりゃ参ったな」クロウはわざとらしく頭をかいている。 「Aランク…………軍隊5隊に相当する戦闘力の持ち主………!」ベルは改めて相手の強さを確認する。 「だが残念、俺はその上、軍隊10隊に相当する力を持ったSランクの戦士…
「お父様が……あなたの故郷を……?」 「ああ、そうだ」「嘘!お父様がそんなことするわけ……」「お前の親父は優しいかもしれねェけどな、そのマグナと炎帝のマグナはまるで別人だ」 スノーは黙ってしまった。 「俺は一人だ。家族も故郷も友もいない!」男の目に…
王国から南西に18km。森を抜けた先にある遺跡の一角、“氷結の廃墟”。 そこは−130度という極寒の空間。何もかもが凍りつくこの空間にスノーはいた。 「何なの、これ…………凄まじい冷気…………」 「すげェな………この寒さで普通にいられるとは…………」一人の男が話しか…
薄れゆく意識の中、どこからか声が聞こえる。暖かい声………。 「ベル!」「母さん!」 (ん………マグナ…………フレア…………?) 二人の声にベルは目を開ける。 「母さん!!」フレアが飛びついてくる。 「フレア………私……………」「お前、邪神のかぎ爪にやられただろ?」「!…
マグナの体から吹き出す炎。足下のアスファルトが溶け出している。 (溶岩ナノカ!?バカナ、ソンナハズガ…………)フェードは困惑している。 マグナがゆっくりと歩いてくる。 「グ…………邪悪砲(ダークキャノン)!!」闇の砲弾はマグナに当たる目前で溶け、溶岩に飲…
「何言ッテヤガル、2400度デ軽イ火傷ダゾ、焼ケルカヨ」 「おっ、今度は当てたな。じゃあ次は何度だろうな?」全身から炎を吹き出しながらマグナは笑う。しかし、その目は怒りの炎で燃えていた。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー ーーー空中ーーー 「……
フレアが跳んだ直後、後をつけていた集団も屋根に上ってきた。 「あのガキ、飛び降りやがった…………この高さから………」「おい、殺すなよとか言ってたけど、あいつ死ぬぞw」「………あの子、フェードのところに落ちていってる」「何!?」「…………追うかwww」 謎の三…
「はあ……はあ……」マグナが立ち上がる。 「ったく、相変わらずだな、この邪気」 「ククク…………右目ノ傷ガ疼クカ?」マグナは自分の右目を走る引っ掻かれたような傷跡に左手をおく。 この傷は七年前、フェードにつけられたもの。あのかぎ爪で引っ掻かれたのだ。…
「邪神の……かぎ爪……?」 「ベル!あれの攻撃は止めちゃダメだ!絶対にかわすようにしろ!」マグナが叫ぶ。「邪拳!!」フェードのかぎ爪がベルめがけて飛んでくる。 「……ッ!!」間一髪でかわす。 「気をつけろベル!戻ってくるぞ!!」 Uターンしてかぎ爪が…
今までほとんど下りたことのなかった街。スノーと城から眺めていた街。正直どう行けば城に辿り着くかなんてわからない。しかし、マグナとベルが待っている、スノーは一人で辛いはず。のんびりなんてしていられない! 「とにかく、城に向かって走ろう!」 誰…
「フェード……!」その名前を聞いたベルがすぐさま構える。フレアは聞いたことのない名前に?マークが浮かんでいる。 「ククク……久シブリカ………。モウ7年モ前ノ話ダ…………」フェードは右手を挙げる。 「ベル!フレアを!」言い終わるより先にベルは呪文を唱え始…
「…………スノー?」ベルはフレアの顔を見る。 一言妹の名を呟いたフレアの顔は真っ青になっていた。 「スノー!!」走り出そうとするフレアをベルが引き止める。 「ダメ!まだ敵が残ってる可能性も高いわ。それに、あなたはまだこの街を詳しく知らないでしょう…
「ココハ……ドコダ……?…………我々ノ目的ハ、ココニアルノカ?」 どす黒い泥のようなものに包まれ、本体が見えない。 「あれは………一体……?」 ベルは建物の陰から様子を見ていた。 今まで実際にどころか本でも見たことのない物体。あの泥みたいなものは何? 考え…
素直なウタが唄えない 飾り付けてしまうから いつからこんなに楽に自分 守ることを覚えたの? 校庭から見える空 君には何色に映る? ただ真っ白な雲でも時に 真っ黒に変えたくなる見っかんないSky chord 昔ならあったのに なくしたSky chord 誰のせいでもな…
「…………………………………」 マグナは凍りついた城壁を背に、街外れの森を見つめていた。 「さて、ベルの“半球氷(アイスドーム)”も完成したみたいだし、俺も行くか!」 足を踏み入れる。子供の頃から城を出ること自体滅多になく、この森にも数えられるほどしか入った…
「何だ、今の!?」 「何か……嫌な感じ……」 「(城壁の外側だな…………)フレア、スノー!城に戻って母さんを連れて来てくれ!」 「「わかった!!」」 二人は二歳の子供とは思えないスピードで城へと戻っていった。 「さて……」 マグナは轟音のした方向へ向かって…
フレアとスノーが待ちに待った日。 「感謝祭」が始まった。四年に一度、自分たちが生きていることを自分以外の全てのもののおかげだと感謝するための祭り。街では百を超える数の出店が並び、国王マグナ達が暮らす城も出入りが自由になる。「父さん!あっちの…
マグナとベルの間には二人の子供がいた。 氷のように透明で薄い青の瞳を持つ長女、スノーと、炎のごとく燃え上がるような赤い瞳を持つ長男、フレア。 二人は両親の力を受け継ぎ、フレアはマグナの炎の力、スノーはベルの氷の力を持っていた。 二人が三歳にな…
何年か前、ポップスターからはるか遠く。 ある星に大きな王国があった。国の住民は誰にでも暖かく接し、正義感に満ちていた。そして、その住民を守るために存在する王国の軍隊、といっても国や住民のためにしか戦わないという極めて平和主義を掲げる国である…
………………………………………………………………………………………………誰か見てる?笑 どーも、ひろとしです。ひっっっさびさの日記です(-_-;) うごメモで宣伝したし、誰か見てくれてると信じたいwww さて、最近メモの投稿を頑張ってる(つもりw)ひろとしですが………… テストでした☆殴 結果は…
ついに来た〜〜〜〜〜〜!!!!!! 今日は「毛糸のカービィ」発売日です!!(だよね?←おいwww)しかし、今のひろとしは5800円なんて持ち合わせていないのですorz 誰か金を(殴 あ〜カービィやりたい……とりあえず、SDXやってます(笑) ……(゚□゚;)格闘王への道、…
信じたくない。認めたくない。自分に言い聞かせたって何の意味もない。 どんなに大切だろうと、1度失ってしまったものは帰ってくることはない。悔やんでも仕方ない、その事実を受け入れて彼の分までまっすぐ前を向いて生きていこう。 泣いたっていい。 気が…
放置してました(殴 すいませんでした。見てくれている方もいたのに…… 忙しいからで片付く問題じゃない!さすがに放置しすぎorz暗いwwwさて、久々の更新、内容はというと、 明日、9月18日、前からずっと好きだと言ってきた辻詩音ちゃん、彼女のライブがあるの…
どうも、ひろとしです!いぇい☆(殴 いぇい☆は前からひろとしオススメのアーティスト、辻詩音さんの口癖です。可愛いですよ。 さて、今日から夏休みです!はい、タイトルの通り、名前だけ夏休みです。 どういうことかといいますと、補習があります(° □° ;)←こ…